『士業資格の教科書』は士業の資格取得を目指す人のための情報サイト

『士業資格の教科書』は、日本に存在するありとあらゆる資格の中から、「士業の資格」にターゲットを絞り、これから士業資格の取得に向けて勉強を始めようとお考えの方々に向けて、勉強法や基本情報などの有益な情報を提供することを目的した情報サイトです。

「士業」とは、職業名の後ろに「士」がついている仕事を意味します。高度な専門資格職業を指す言葉で、「手に職」「安定した仕事」「融通の利く働き方」「高収入」などを求める人におすすめです。

この記事では士業の種類や魅力、そして士業資格を取得するためにはどうしたらいいのかについて簡単にご紹介します。

また、当ページ内のリンクからより詳しい専門記事をご覧いただくことが可能です。あわせてご一読ください。

自分に合った士業の資格を取得し、自分の望む働き方や収入の足掛かりにしましょう。

士業とは?普通の仕事とどう違うの?

士業とは職業名の後ろに「士」が就く専門資格職の俗称です。「士」が侍を意味する字であることから「侍業」と呼ばれる場合もあります。

法律や不動産、お金、福祉などに関わる仕事が多いです。「士」ではなく「師」がつく仕事もまとめて「師士業」と呼ぶ場合もあります。

士業には国家資格と民間資格があり、国家資格の中には資格なしに業務や開業をすることが認められないものも少なくありません。これを「独占業務」といいます。

とはいえ、民間資格は国家資格に劣るというわけではありません。就きたい仕事や望む働き方に必要な資格の取得を目指しましょう。

士業がいくつあるのかについては定義によって異なり、民間資格の士業も含めると数えきれません。

士業にはどんなものがある?

士業と聞くと「弁護士」を想像しがちですが、実は弁護士の他にもさまざまな資格・職業が存在します。

主な士業について紹介します。

士業の中でも特別!8士業について

士業の中でも特に国家資格である弁護士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、弁理士、海事代理士、税理士、社会保険労務士を特別に8士業と呼びます。

特別とされる理由は職務上必要な場合、戸籍謄本や住民票の写しを請求できるからです。

8士業についてもっと詳しく知る

弁護士

「弁護士」とは、国内最難のうちのひとつに数えられる司法試験に合格し、国家資格を取得した法律の専門家です。

弁護士は、さまざまなトラブルに悩む依頼者からの法律相談にのったり、依頼人に代わって訴訟相手と交渉したり、裁判で争い依頼者の権利を守ることが主な仕事です。

・法律に関係するトラブルを解決 ・債務務整理 ・離婚裁判 ・相続の処理 ・訴訟の手続き

弁護士についてもっと詳しく知る

司法書士

司法書士とは、クライアントから依頼を受けて、裁判所・検察庁・法務局といった機関に提出する書類の作成を行ったり、不動産登記の手続きの代理人などの業務を行う「暮らしの身近な法律家」です。

司法書士しか携わることができない「独占業務」が認められている職業でもあります。

・不動産取得の手続き ・会社設立の登記手続き ・簡易裁判所で140万円以下の訴訟代理

司法書士についてもっと詳しく知る

行政書士

行政書士は各省庁や都道府県庁などの役所、警察署などといった行政機関に提出する書類や申請の代行を行う仕事です。

・役所に提出する許認可申請の書類作成及び代行 ・契約書の作成代理

行政書士についてもっと詳しく知る

社会保険労務士

社会保険労務士は、社会保険に関する豊富な知識を有する専門家であり、社会保険に関する書類作成や手続きなど、その専門知識を持って多くの人の代行業務を行います。

・社会保険に関する書類作成及び申請代行 ・労務管理の実務とコンサルティング ・社会保険や労災の申請や助成金の申請

社会保険労務士についてもっと詳しく知る

税理士

「税理士」とは、税金に関する専門家です。例えば、健康状態に不安があると、誰しも迷わず医者に相談するはずです。

このように、税金について分からないことや不安が生じた際に、誰の相談にも乗ってくれるのが税理士です。

・税務代理 ・税務書類や財務書類の作成 ・税金関係の相談 ・税務調査の立ち合い ・会計帳簿の記帳代行

税理士についてもっと詳しく知る

土地家屋調査士

土地家屋調査士は、不動産の状況を正確に登記記録に反映することによって不動産取引の安全を確保することを使命とする職業です。

・不動産取得の際の登記申請代理 ・登記に必要な家屋の調査や測量 ・不動産に関わる民事紛争解決手続きの代理

土地家屋調査士についてもっと詳しく知る

弁理士

弁理士とは、知的財産に関する法的な業務を専門に扱う法律の専門家です。

知的財産に関する権利関係に精通しており、知的財産権をもつ人々の利益を保護するために活躍します。

・国内外の所有権や特許の取得 ・特許権、実用新案権、商標権などの出願や登記、変更の手続き

弁理士についてもっと詳しく知る

海事代理士

海事代理士は、海事代理法を根拠に仕事をする法律の専門家です。

一般的には、「海の司法書士・行政書士・社会保険労務士」と称されています。

・海事に関する行政機関への申請、届出、登記などの手続きの代理

海事代理士についてもっと詳しく知る

8士業の一覧

 主な仕事内容
弁護士・法律に関係するトラブルを解決 ・債務務整理 ・離婚裁判 ・相続の処理 ・訴訟の手続き
司法書士・不動産取得の手続き ・会社設立の登記手続き ・簡易裁判所で140万円以下の訴訟代理
行政書士・役所に提出する許認可申請の書類作成及び代行 ・契約書の作成代理
社会保険労務士・社会保険に関する書類作成及び申請代行 ・労務管理の実務とコンサルティング ・社会保険や労災の申請や助成金の申請
税理士・税務代理 ・税務書類や財務書類の作成 ・税金関係の相談 ・税務調査の立ち合い ・会計帳簿の記帳代行
土地家屋調査士・不動産取得の際の登記申請代理 ・登記に必要な家屋の調査や測量 ・不動産に関わる民事紛争解決手続きの代理
弁理士・国内外の所有権や特許の取得 ・特許権、実用新案権、商標権などの出願や登記、変更の手続き
海事代理士

・海事に関する行政機関への申請、届出、登記などの手続きの代理

高収入をめざすならこれ!10士業について

10士業とは、弁護士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、税理士、弁理士、社会保険労務士、公認会計士、中小企業診断士、不動産鑑定士です。

士業の中でも特に高い専門性が求められるため取得の難易度は高いですが、高収入を狙えます。

公認会計士

・会計の監査業務、調査、立案、指導 ・経営コンサルティング

中小企業診断士

・中小企業のコンサルティング

中小企業診断士についてもっと詳しく知る

不動産鑑定士

・不動産の評価 ・不動産のコンサルティング

まだまだある、こんな士業・師業

8士業または10士業以外にも士業はたくさんあります。難易度や収入はピンキリですが、「手に職」や「安定した収入」の足掛かりになりえるものは多いでです。

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、生きるために必要なお金に関する様々な知識を持つ人生設計の専門家です。

・個人や中小企業の相談に対する資産情報分析を行う。お金のドクターとも呼ばれる。

宅地建物取引士(宅建士)

宅建士は不動産の取引において権利関係の調査、内容説明、契約締結などの業務を担当できる国家資格です。

不動産の売買や貸賃に関わる仕事に就く場合には取っておくと有利になります。

・不動産取引に関する重要項目の取り扱い業務

宅地建物取引士(宅建士)についてもっと詳しく知る

その他の士業一覧

会計・コンサルティング系の士業金融内部監査士、計理士、ファイナンシャル・プランニング技能士、建設業経理士、建設業経理事務士など
不動産・建築系の士業宅地建物取引士、建築士、施工管理技士、マンション管理士、土地区画整理士など
土木・技術系の士業測量士、気象予報士、潜水士、クレーン・デリック運転士、ボイラー技士、軽量士、電気工事士、自動車整備士など
サイバーセキュリティ系の士業PISS(情報処理安全確保支援士)など
語学系の士業全国通訳案内士、地域通訳案内士など
医療・福祉系の士業医師、獣医師、看護師、社会福祉士、救急救命士、作業療法士、保育士、栄養士など

人気の士業資格のランキング

士業にはさまざまな職種があり、難易度や収入が大きく違います。

収入と難易度別にランキングを見てみましょう。

収入ランキング

10士業の収入ランキングは以下のとおりです。

1位:弁護士(平均年収約1000万円)

2位:公認会計士(平均年収約900万円)

3〜5位:税理士、不動産鑑定士、弁理士(平均年収約700万円)

6〜7位:司法書士、行政書士(平均年収約600万円)

8〜9位:中小企業診断士、社労士(平均年収約500万円)

10位:土地家屋調査士(平均年収約400万円)

高収入を目指す人には弁護士、公認会計士などが人気です。

6位以下の年収は飛びぬけて高収入というほどではありませんが、あくまで平均値であり、独立開業をして年収1000万円越えの人も珍しくありません。

難易度ランキング

高収入の見込める士業ほど難易度も高くなります。

士業資格習得の難易度ランキングは以下のとおりです。

1位〜4位:公認会計士、司法書士、税理士、弁護士(約3000時間)

5位:不動産鑑定士(約2500時間)

6位:司法書士(約2000時間)

7〜9位:中小企業診断士、社労士、土地家屋調査士(約1000時間)

10位:行政書士(約800時間)

7位以下ならば1~2年ほど勉強すると取得できる人が多いです。この中でも「行政書士」は比較的試験の難易度が優しく、すぐに独立開業が可能な士業ですから「コスパが良い」とされ、人気があります。

士業は安定と自由度の高さが魅力!

士業を目指す方がいまだに多いのは、士業に確かな魅力が存在するからです。士業の魅力について解説します。

安定かつ高収入を望める

8士業はもちろん、法律上の制約がない民間資格の士業であっても高い専門性があることが認められているので、事実上「資格保持者しかできない仕事」を独占できます。

士業のほとんどは景気の良し悪しには左右されません。つまり、安定した高収入が期待できるのです。

平均年収があまり高くない種類の士業であっても、独立開業をすれば手腕次第で青天井の収入も見込めます。

サラリーマンとして働いている場合も資格手当がつく場合が多いでしょう。資格保持者限定の求人も多いので就職口にも苦労しにくいです。

自由な働き方ができる

独立開業ができる士業は普通のサラリーマンよりもはるかに自由な働き方が許されます。

人を雇って大規模な営業もできますし、やりたくない仕事を断ることも可能です。定年もありません。

ある程度の高収入が見込めるので、あくせく働かなくても生活ができます。

士業資格のとり方

士業によって資格の取り方は違うので取得したい士業資格について調べましょう。

特定のカリキュラムを修了したり一定期間の実務経験を経たりしないと受験資格がないものもあります。

予備校、専門学校に通う

予備校や専門学校に通うと効率よく勉強をすすめられます。分からないことをすぐに講師に質問できる環境が整っているので躓きにくいです。

同じ志を持つ同級生もいるのでモチベーションも保ちやすいでしょう。予備校によっては合格後の就職にも力を入れています。

夜間や土日も開講している予備校もあるので、働きながら通ったりWスクールをしたりするのも可能です。

ただし、住んでいる場所によっては通学に時間がかかります。授業料も数十万円から数百万円程度するので、学校選びは重要です。

独学で勉強する

市販のテキストなどを利用して独学で勉強する方法は1番お金がかかりません。しかし、分からない箇所は自分で解決していく必要があります。

ある程度の知識が既にある人でないと独学で合格するのは難しいでしょう。

スケジュール管理やモチベーションの維持ができる人向けの方法です。

オンライン通信講座で勉強する

オンラインの通信講座は数万円でいつでもどこでも受講できるというメリットがあります。そのため、予備校に通うよりも費用が掛からないのがメリットです。自分のペースで進められるので近くに予備校がない人や忙しい人でも無理なく勉強できます。

オンライン講座やオンラインで質疑ができたりする場合も多いので、分からないところを解決しやすいです。添削も行ってもらえるので自分の実力や苦手な単元も把握できます。

スタディング(STUDYing)

CMで話題のオンライン通信講座。スマホで受講可能でとにかく便利な機能が満載。迷ったらとりあえずココを選んでおけば間違いなし。

◎スマホで効率的に学習可能
◎リーズナブルな価格帯
◎アウトプット機能など便利な機能が満載

資格スクエア

AIの技術を活用した資格講座が話題。古くさい通信講座に飽き飽きしている方にオススメ。

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フォーサイト

他社を寄せ付けない圧倒的な合格率が特徴。なにがなんでも合格したい人におすすめ。ただし受講料がやや高額。

◎圧倒的な合格率
◎豊富な教材とベテラン講師陣が揃う
◎「全額返金保証制度」により不合格になると受講料が戻ってくる

まとめ

士業は高い専門性を有するのを証明する資格です。特に10士業は難易度が高いですが、安定した高収入が期待できます。

手に職が欲しい人、独立開業などの自由度の高い働き方をしたい人、安定した高収入を望んでいる人は士業がおすすめです!

独立開業をしなくても、就職や転職のチャンスが多くなり、資格手当がつくのが期待できます。

受験資格や勉強方法は目指す士業によって様々なので自分に合ったものを選びましょう。

【この記事を書いた人】
編集長カシワギ

士業資格の教科書編集長のカシワギと申します。コンテンツの作成とサイト運営を担当しています。士業資格のことならなんでもお任せください。

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